こんにちは。

奈良県議会議員【御所市選出】の川口信（かわぐちしん）です。

9/15に開会されました9月定例議会が10/20に閉会しました。

約58億円の一般会計補正予算について、審議が行われ、6月上旬の豪雨や8月の台風等で発生した災害対応、物価・エネルギー高騰対策、県庁での働き方改革の推進等に関する予算が計上され、いずれも全会一致で可決されました。特に、6月の豪雨では御所市でも甚大な被害が発生しているため、補正予算をしっかり活用し、災害復旧対応を進めてまいります。

＜9月一般会計補正予算の内訳＞

・災害への対応：約45.5億円

・物価・エネルギー価格高騰対策：約3.2億円

・県庁の働き方・職場環境の改革の推進：約0.5億円

・その他：約8.6億円

※ 詳しい資料についてはこちらをご覧ください。

https://www.pref.nara.jp/secure/299043/0509-gaiyou.pdf

私が所属する会派「自由民主党・無所属の会」では、令和5年度の予算執行が中止、または見直しとなった事業の今後の見通し、行政文書の適正な管理、県内水道一体化等について代表質問ならびに一般質問を行いました。

●予算執行が中止、または見直しとなった事業の今後の見通しについて

国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会については、既存施設の改修を進めていきたいという山下知事の方針に変わりはない状況です。奈良市にある鴻池陸上競技場や橿原公苑内体育館の改修については多額の改修費用が見込まれるため、各既存施設の改修費用や問題点等の洗い出しが完了でき次第、最終的な判断となる予定です。また、大規模防災拠点や大和平野中央田園都市構想では、県が購入した土地の維持管理費が合わせて毎年1億5千万円以上見込まれるため、見直し案の早急な検討が必要です。他会派からも、早急な代替案の提示を山下知事に求められていますので、当会派としても無駄な維持管理費の捻出が続かないよう、山下知事に対して対応を求めてまいります。

●行政文書の管理について

行政文書については、「予算執行査定に関する県庁内の議事録は残っていない」と山下知事は本会議で答弁されておりました。しかし、後日開かれた決算審査特別委員会で、担当部局が作成した行政文書に該当する5通のメモ文章の存在(議事録に相当すると考える文章)が公表されました。行政文書の管理について、対応が二転三転していることは大きな問題です。行政文書を適切に作成、管理することは重要であり、今後も透明性のある県政運営を求めてまいります。

●南部振興議員連盟　要望書について

県議会議員は、本会議や委員会のほかに、会派を超えて21の議員連盟を結成し、 奈良県をさらによくするために、積極的に活動しています。その中で、奈良県南部地域の振興を進めるために活動しております「奈良県議会南部振興議員連盟(私を含む12名が加盟)」より山下知事に対して、要望書を提出させていただきました。要望書の主な内容は、御所南インターチェンジ附近の道路整備についてです。県南部地域の玄関口といえる位置にある御所南インターチェンジは和歌山方面の乗り入れができないため、利用いただく皆様から多くの改善要望をいただいております。御所南インターチェンジのアクセス向上により、工業地や商業地としての魅力を向上することで、雇用の創出や移住・定住の増加に繋がり、県南部地域全体の振興が期待されるため、奈良県からも国に対し、特段の要望を行っていただきたいと考えております。

※要望内容

1　京奈和自動車道及び一般部の早期共用開始

2　御所南インターチェンジの早期フルインターチェンジ化

3　暫定2車線での共用となっている御所区間の早期4車線化

次回の12月定例議会では、初めての一般質問を行う予定ですので、是非ご注目ください！

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